2010.10.26

かまぶろの歴史

今から数えて、千三百年前、天武天皇の頃より、京阪神を中心に湯治療法が、皇族、貴族の間の健康法として、行われて参りました。当店のかまぶろは、日本人が久しく、ひそやかに伝承を受けついできた県内随一の自然療法を特色にした、まれに見る温泉であります。
老いゆく方々に若返りの妙を与え、若い方々には、美しい肌を保ち続ける美容の効果も著しいものがあります。また、神経痛やリュウマチ、痔疾、胃弱、喘息に苦しまれる方にも、かまぶろの薬効は、体のすみずみにわたって不思議な効力を持っております。
驚くことには感冒、二日酔、肩こり、むちうち症などは、一、二回のご利用で、みるみる快復が見られるのです。このように、日本人が、古き良き時代より生かし続けてきた知恵がこの「かまぶろ」のゆったりした、たたずまいの中にずっと生き続けて参りました。また現代病の「心の疲れ」「いらいら」「不眠」「ストレス」なども人工的に囲まれたサウナよりも、自然のふところにいだかれる感じの「かまぶろ」で、心に安らぎを与え、疲れ切った心をいやす力があることも最近発見されています。

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